次の大ヒットは何か？

あの角形傑作がソーラーデビューで‥‥‥
エコモード全開!!

持続可能な社会の実現は、ラグジュアリーブランドにとっても重要な使命である。カルティエは新たなムーブメントと素材で、「タンク」を地球に優しくした。

国連によるＳＤＧｓを具現化した新「タンク」

国連が２０１５年に定義・採択したＳＤＧｓ（持続可能な開発目標）には、多くのラグジュアリーブランドが賛同している。カルティエも、その中の１つだ。そして今年、その目標を具現化した新作がリリースされた。エシカルな精神を注ぎ込んだのは、「タンクマスト」。メゾンの重要なアイコンである、ひと目でそれと分かる角形のフォルムやダイヤルのデザインはそのままに、初の太陽光発電によるクォーツが搭載されたのだ。約４年をかけて開発した新ムーブメントは、名付けて「ソーラービートTM」。光によって得た電気で蓄電池を充電し、時計を動かす仕組みで、その電池は16年間交換不要だという。なるほど、エコである。

ダイヤルの下に設置された光発電素子に光を導くのは、ローマ数字。実はプリントではなく、その形にすべてくり抜かれている。その最上層のプレートは極めて薄く、数字をくり抜いた段差は確認できない。外観はエコであることを主張せず、歴史あるスタイルを保っているのが、カルティエらしい。

さらにストラップも、リンゴの廃棄物から得た繊維を積極的に活用した非動物性レザーが、メゾンとして初採用されている。

またＳＤＧｓへの賛同は、時計業界に広く行き渡り、様々な方法でエシカルであることを実現した新作が数多い。消費者にもＳＤＧｓな視点が、求められている。

カルティエ タンク マスト × SDGs
注目ポイント

① 光発電の「ソーラービート™」

② 約40％がリンゴの廃棄物

③ 長寿命のクォーツムーブも

光発電は、持続可能な開発目標を実現する極めて有効な技術である。また道義的との意味を持つエシカルは、動物を極力傷つけないことも課題。非動物性レザーの採用は、この視点に準ずる。さらに通常のクォーツも、電池寿命を8年間へと進化させた。

アイコンがエコに進化
既存のタンクと変わらぬ姿で、光発電を実現。ソーラービートTM。ケース33.7 ×25.5mm。SSケース。非動物性レザーストラップ。日常生活防水。予価30万3600円。9月発売予定。問い合わせ：カルティエ カスタマー サービスセンター

長く使えるブレスはエコ
電池不要の機械式も。ブレスは曲線が柔らか。SSケース&ブレスレット。日常生活防 水。右/自動巻き。ケース41×31mm。予価45万6500円。左/長寿命クォーツ。ケース 29.5×22mm。予価33万円。6月発売予定。

レディスモデルも光発電
植物由来レザーをカラフルに。ソーラービートTM。SSケース。非動物性レザーストラップ。日常生活防水。右/ケース29.5×22mm。予価28万8200円。左/ケース33.7 ×25.5mm。予価30万3600円。9月発売予定。

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